エポキシ樹脂の成形品について

三重県の会社様から、幅70ミリ長さ600ミリ(平板ではないです)厚さ0.5ミリの製品をエポキシ樹脂で作れませんか?とのご依頼をいただきました。成形品自体はできますが、強度は非常に弱いですよとお答えしました。熱硬化性樹脂は、硬いですが弾力性に欠けますので、当該製品のような寸法の製品にエポキシ樹脂を使うのは、肉厚が薄いので強度的にちょっと無理があるかもしれません。

エポキシ樹脂によるコイルの封止

昨日、弊社にエポキシ樹脂によるコイルの封止を依頼してくださったお客様がお越しになりました。お越しになられた理由は、この仕事(エポキシ樹脂でコイルを封止する)の結果報告です。結果報告のために、わざわざ来て下さいました、ありがたいことです。残念ながら、この仕事は成就しませんでした。その理由は、製造コストが高いからということでした。エポキシ樹脂によるコイルの封止は、この製品の一部なのですが、他に使用される金属等の部材など全体にかかるコストが高すぎるというものでした。製品の持つ性能やエポキシ樹脂の充填具合など問題なかったのですが、いかんせんコストがかかり過ぎるとのことです。いい製品ができても、製造コストがかかり過ぎると受け入れられない世の中なんだなと、あらためて感じました。残念です。

高熱伝導性フィラーについて

静岡県の方が、熱伝導性の優れたフィラーを開発したので、相談に載ってほしいとのことでご来社されました。熱硬化性樹脂に入れて使いたいとのことです。熱可塑性樹脂では、あまり量が入らないので熱伝導率をあまり上げられないとのことです。早速、不飽和ポリエステル樹脂(BMC)に混ぜ込んで、材料を練ってみました。どれ位の量が入るのだろうと思いながら混連していましたが、予想外に多く入りました。ただ、後で聞いてみると、混連されて入った量としては少なかったようです。その自家製成形材料を圧縮成形で成形品を作ってみました。結果は、まともな成形品がかろうじてできました。成形性が悪いので、成形しにくかったです。熱伝導率の試験結果もいまひとつよくありませんでした。今度は、エポキシ樹脂でチャレンジしてみます。

フェノール樹脂成形品の試作について

お客様から、現在使用中のフェノール樹脂が廃番になるので、新しいフェノール樹脂を使って成形品を作ってほしいとの依頼を受けました。成形方法は、圧縮成形(直圧成形)であまり大きな成形品ではありません。この成形品の形状は、非常に単純なのですが、かなりの樹脂の性能が要求されるようです。(具体的な樹脂の性能については、控えさせていただきます)まず最初に、現在使われているフェノール樹脂で成形品を作ることを依頼されました。(金型は当該フェノール樹脂の成形品を作ったものを使いました)成形品は特に問題なくできました。工夫といえば、成形の際にちょっとガス抜きが必要であったことぐらいです。今回の試作で嬉しいことがありました。同じフェノール樹脂を使い、同じ金型、同じ成形条件で成形したにもかかわらず、弊社で作った成形品の性能が他社さんで作った成形品よりも、性能試験の結果がかなりよかったことです。少々、弊社の成形の腕前に自信が持てました。現在は、新しいフェノール樹脂で作った成形品をお客様に渡して、性能試験中です。結果は、また報告します。

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