サニタリー用品を熱硬化性樹脂で作る

サニタリー用品を熱硬化性樹脂で作りたいとのご依頼をいただきました。熱硬化性樹脂を使いたい理由をお尋ねすると、高級感を出したいとのことです。確かに、熱硬化性樹脂は比重も熱可塑性樹脂に比べて重いし、ステレオのスピーカー部分に不飽和ポリエステル樹脂(BMC)を使うと重厚感のある音が出ると聞いたことがあります。製品に高級感を出すには、熱硬化性樹脂を使うのがいいかもしれません。基本的にサニタリー用品は、食品衛生法を通っているメラミン樹脂を使いますが、ご要望の色によってはユリア樹脂や不飽和ポリエステル樹脂(BMC)もOKです。

エポキシ樹脂による封止

先日、ノルウェーの会社からエポキシ樹脂による封止のご相談がありました。直径40φ長さ40ミリほどのコイルのついた金属をエポキシ樹脂で封止したいとのことです。この成形品、完全防水の必要があるので、金属とエポキシ樹脂の接着面にOリングを成形後に付けることを提案しました。もともと、金属とエポキシ樹脂の線膨張率が異なるため、常温に戻った場合、その接着面に隙間ができるので、そこからの水の侵入を防がなければなりません。ちょっと、手間と費用がかかりますが、必要な処置です。

不飽和ポリエステル樹脂(SMC)の成形品

不飽和ポリエステル樹脂(SMC)の試作をしました。成形品の内側に厚さ1.3ミリのリブ(けっこう長いリブです)があって、そこにカスレが出てしまいます。通常であれば、ガス抜きをして解決するのですが、この成形品の場合はリブがかなり内側にあること、それと製品の周りに約30個のインサートがあるため、ガス抜きが使えません。なので、成形条件で問題解決しなければなりません。時間はかかりましたが、何とか解決できました。また、ひとつ知識が増えました。

熱硬化性樹脂を使っての金属の接着

金属の板に金属の部品をエポキシ樹脂とフェノール樹脂を使って、接着する試作をしました。成形品の表面上は、きれいに成形されているのですが、ちょっとしたボイドやウエルドラインの後が気になります。この気になる点を解消するために、成形条件を調整して良品ができました。良品を得るのは簡単にいきません、良品を得るにはなかなか苦労します。成形条件といってもいろいろありますので。

フェノール樹脂成形品の成形方法

フェノール樹脂で、ある成形品を以前トランスファー成形で作っていました。その成形品のサイズ違い(小さいサイズになります)の成形品を作る予定なのですが、製品が小さすぎてトランスファー成形では、良い成形品ができそうもありません。理由としては、このサイズの成形品をトファンスファー成形で作ると、成形時に発生するガスが製品に残ること、そして成形圧力が成形品全体にうまくかからないので、強度的に弱くなります。そこでこの成形品については、バラシ金型を使って圧縮(直圧)成形で成形することにしました、そうするとガスも外に逃げて、製品にカスレやボイドもなくなり、しっかりと圧力のかけられた強固な成形品ができます。

エポキシ樹脂の耐薬品性

ある製品をエポキシ樹脂で作ることになったのですが、耐薬品性が要求されるものです。調べてみると、対象となるその薬品に対しては、エポキシ樹脂は問題ないとされています。念のために、耐薬品性試験をしてみると、結果はよくありませんでした。やはり、念には念を入れて実証することが必要だと思います。

エポキシ樹脂成形品のインサートについて

お客様から、エポキシ樹脂の成形品の見積り依頼をいただきました。成形方法は、圧縮(直圧)成形です。成形品自体は、あまり大きくないのですが、成形品の大きさの割に中に入るインサートが結構大きいのです。15φぐらいのもので材質はカドミレスの真鍮なのですが、結構なお値段がするのです。なので、この成形品の価格に占めるインサート代と材料代の割合がかなり大きくなってしまい、成形品の大きさや形状からすると、なんだか割高な成形品に見えてしまいます。このまま見積書を提出すると、なんか、お客様に怒られそうです。

BMC樹脂の成形品

お客様から、海外で生産しているBMC樹脂(不飽和ポリエステル樹脂)の成形品に満足していないので、相談に乗ってほしいとのご依頼がありました。強度と寸法精度が要求を満たしていないとのことです。詳しくお聞きしてみると、BMC樹脂を使えば十分実現可能な寸法精度です。成形品は金型を使って製造されるので、基本的に同じ寸法、同じ形の成形品ができます。なので、納品された成形品の中に寸法が許容範囲に入っていない成形品が数パーセントあるというのは、ちょっと考えにくいです(この成形品、寸法精度の許容範囲が大きいので)。おそらく成形の際の条件が、適切ではないのではないかと思います。成形条件(成形条件と言ってもいろいろありますが)が適切であれば、この度の問題、解決すると思います。よろしければ、弊社で成形させていただきます。

エポキシ樹脂の廃材

廃棄物のリサイクルをしておられる方から、研究に使いたいのでエポキシ樹脂の廃材を分けてほしいとのメールをいただきました。エポキシ樹脂の廃材をお分けすることなんか、お安い御用です。どんどん、お使いいただければと思います。基本的にエポキシ樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂は、リサイクルが不可能といわれています。私どもとしては、この研究によって熱硬化性樹脂が再利用できる方法が見つかることを期待します。

封止の試作

お客様から、ご依頼のあった試作金型ができあがったので、お客様立会いのもと成形品を作りました。製品の形状は平たいもので、中に小さな樹脂の板を入れて封止するものです。エポキシ樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂(BMC)の3種類の樹脂を使って成形してみました。性能面は別にして、成形の状態だけを比較すると、収縮率0%の不飽和ポリエステル樹脂だけが問題ない製品となりました。やはり成形品の内部に種類の違う樹脂を入れて成形すると、成形収縮率が大きく影響します。エポキシ樹脂は、ソリが発生し、フェノール樹脂は、ワレが発生しました。

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