ビニルエステル樹脂

ビニルエステル樹脂の成形に取り組みました。この樹脂も熱硬化性樹脂の一種です。その特徴は、一言で言うと、耐薬品性に優れ、ガラス繊維の含有量も多いので強度に優れていますが、成形するのが非常に難しい樹脂です。見た目は不飽和ポリエステル樹脂(SMC)のようなのですが、触った感触も全然違います。案の定、成形条件を出すのに苦労しました。ポイントは、成形温度と成形時間でした。

熱硬化性樹脂(メラミン樹脂)の耐熱温度

バケツのような形状の成形品が作れないかとの依頼をいただきました。形状については、問題なくできるのですが、求められる性能が耐熱温度が200℃以上で、かつ食品に触れるものなので、食品衛生法に合格しているものでなければならないとのことです。通常、食品用に使用される樹脂はメラミン樹脂なので、メラミン樹脂をお薦めしたかったのですが、耐熱温度が200℃となるとこの製品に使用することはできません。熱硬化性樹脂の中にはこの条件を満たすものは、ないのではないでしょうか。

高熱伝導エポキシ樹脂

お客様から、熱伝導率が高い樹脂が必要だとのご依頼をいただきました。それならばと思い、高熱伝導用フィラーを混ぜたエポキシ樹脂を推薦させていただきました。エポキシ樹脂を選んだのは、熱可塑性樹脂に比べて、熱硬化性樹脂の方が熱伝導率を上げるフィラーを多く混ぜることができるので、熱伝導率の高い成形品ができるのです。ただ、このフィラーを多く入れすぎると導通する可能性も出てきますので、注意が必要です。現在、熱伝導率は3W/m・Kぐらいです。

金属製品を不飽和ポリエステル樹脂(SMC)で樹脂化

お客様から、現在アルミダイキャストで作っている製品を樹脂化したいとのご相談をいただきました。形状としては、平たいものです。お客様のお考えとしては、不飽和ポリエステル樹脂のBMCかSMCを使いたいとのことです。お話の中で、ある程度の強度と寸法精度が必要とのことなので、無収縮のSMCを使うことをお薦めしました。SMCであれば、板状の部分を薄くしても強度は保てます。

透明なエポキシ樹脂③

先日、ご紹介させていただいたすぐれもののエポキシ樹脂について、樹脂量が多くなると黄変すると報告しました。そして、材料メーカーさんが黄変をなくすべく研究中であると。その開発が進み、黄変がなくなりつつあるとのことですが、室内に置いておいても数年なら黄変しないのですが、5年や10年単位となると、黄変するとのことです。また、先日、ご提案を受けたのですが、弾力のあるエポキシ樹脂もあるとのことです。

透明なエポキシ樹脂②

先日、ご紹介させていただいたすぐれもののエポキシ樹脂についてですが、弱点というか玉にきずのような部分もあるのです。ひとつは、容積の大きいものを作る場合、樹脂量が多くなるため硬化時に発生する熱量が樹脂量に比例して多くなる(べらぼうに熱が上がるわけではありません)ので、その影響で、多少透明の樹脂が黄色っぽくなってしまう所です。この点については、材料メーカーさん改良のために研究中です。

透明なエポキシ樹脂①

お客様から、透明のエポキシ樹脂が必要だとの要請を受けました。使い方は、弊社が得意とする工業用に使うものではなく、装飾用に使うとのことです。エポキシ樹脂が硬化する際に、熱が発生すると具合が悪いので、熱が発生しないものをお望みでした。なので、硬化時間は少し長めですが、常温で硬化し、且つエポキシ樹脂の中に発生する気泡を自然に外部に出してしまうという、優れもののエポキシ樹脂をご紹介させていただきました。

金属の表面処理による熱硬化性樹脂と金属の接着性アップ

金属の表面に何らかの処理を施した(ローレットのような方法ではなく、表面に何か被膜を作るというようなものです)金属を使ってインサート成形すると、金属と樹脂の接着力を上げることができることを知りました。弊社のお客様がお持ちの技術ですが、この方法を使うと線膨張係数が異なる熱硬化性樹脂と金属をうまく接着できるかもしれません。この技術は、エポキシ樹脂とフェノール樹脂で実証済です。

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