金属の表面処理による熱硬化性樹脂と金属の接着性アップ

金属の表面に何らかの処理を施した(ローレットのような方法ではなく、表面に何か被膜を作るというようなものです)金属を使ってインサート成形すると、金属と樹脂の接着力を上げることができることを知りました。弊社のお客様がお持ちの技術ですが、この方法を使うと線膨張係数が異なる熱硬化性樹脂と金属をうまく接着できるかもしれません。この技術は、エポキシ樹脂とフェノール樹脂で実証済です。

熱硬化性樹脂を使っての金属の接着

金属の板に金属の部品をエポキシ樹脂とフェノール樹脂を使って、接着する試作をしました。成形品の表面上は、きれいに成形されているのですが、ちょっとしたボイドやウエルドラインの後が気になります。この気になる点を解消するために、成形条件を調整して良品ができました。良品を得るのは簡単にいきません、良品を得るにはなかなか苦労します。成形条件といってもいろいろありますので。

フェノール樹脂成形品の成形方法

フェノール樹脂で、ある成形品を以前トランスファー成形で作っていました。その成形品のサイズ違い(小さいサイズになります)の成形品を作る予定なのですが、製品が小さすぎてトランスファー成形では、良い成形品ができそうもありません。理由としては、このサイズの成形品をトファンスファー成形で作ると、成形時に発生するガスが製品に残ること、そして成形圧力が成形品全体にうまくかからないので、強度的に弱くなります。そこでこの成形品については、バラシ金型を使って圧縮(直圧)成形で成形することにしました、そうするとガスも外に逃げて、製品にカスレやボイドもなくなり、しっかりと圧力のかけられた強固な成形品ができます。

封止の試作

お客様から、ご依頼のあった試作金型ができあがったので、お客様立会いのもと成形品を作りました。製品の形状は平たいもので、中に小さな樹脂の板を入れて封止するものです。エポキシ樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂(BMC)の3種類の樹脂を使って成形してみました。性能面は別にして、成形の状態だけを比較すると、収縮率0%の不飽和ポリエステル樹脂だけが問題ない製品となりました。やはり成形品の内部に種類の違う樹脂を入れて成形すると、成形収縮率が大きく影響します。エポキシ樹脂は、ソリが発生し、フェノール樹脂は、ワレが発生しました。

布ベークの加工品について

お客様から、長さ100ミリ・外径50ミリ・内径30ミリ(実際の形状は、単純な筒ではありませんが)の布ベーク(フェノール樹脂)の加工品のご依頼がありました。お求めになられる寸法がミクロン単位でした。布ベーク(フェノール樹脂)でこの寸法を実現するのは非常に厳しいです。なぜなら、布ベーク(フェノール樹脂)は、加工直後は当該寸法がでていても、周りの雰囲気(気温・湿度等)によって、寸法が微妙に変化するためです。これは、布ベーク(フェノール樹脂)に限らず、樹脂全般に当てはまることです。このことは、お客様にご理解いただき納品させていただきました。

フェノール樹脂の成形品について

久々のお客様から、ご連絡いただきました。フェノール樹脂で工業部品が成形できないかとのことです。「弊社のホームページによく似た成形品が掲載されているので、できるだろう?」とおっしゃいます。生産量も少ないので、新規の金型を作らず既存の金型を使って成形してほしいとのご依頼です。図面から判断すると、バラシ金型を使ったインサート成形と思います。お客様には、現在の金型の状況を拝見して、ご回答させていただきますと申し上げ、現在、お客様からの金型待ちです。

フェノール樹脂成形品の試作について

お客様から、現在使用中のフェノール樹脂が廃番になるので、新しいフェノール樹脂を使って成形品を作ってほしいとの依頼を受けました。成形方法は、圧縮成形(直圧成形)であまり大きな成形品ではありません。この成形品の形状は、非常に単純なのですが、かなりの樹脂の性能が要求されるようです。(具体的な樹脂の性能については、控えさせていただきます)まず最初に、現在使われているフェノール樹脂で成形品を作ることを依頼されました。(金型は当該フェノール樹脂の成形品を作ったものを使いました)成形品は特に問題なくできました。工夫といえば、成形の際にちょっとガス抜きが必要であったことぐらいです。今回の試作で嬉しいことがありました。同じフェノール樹脂を使い、同じ金型、同じ成形条件で成形したにもかかわらず、弊社で作った成形品の性能が他社さんで作った成形品よりも、性能試験の結果がかなりよかったことです。少々、弊社の成形の腕前に自信が持てました。現在は、新しいフェノール樹脂で作った成形品をお客様に渡して、性能試験中です。結果は、また報告します。

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