不飽和ポリエステル樹脂(SMC)による金属の樹脂化

現在、金属でできている部分を不飽和ポリエステル樹脂(SMC樹脂)で樹脂化できるでしょうか?とのお話をいただきました。耐熱温度は100℃程度ということなので、SMC樹脂を使うことは、耐熱については問題ないようです。熱伝導率に優れている樹脂を求められたので、1.4W/m・KのSMC樹脂をご提案しました(製品の形状が平たいのでSMC樹脂にしました)。このお客様、熱硬化性樹脂の存在をご存じなかったようで、ご興味を持っていただきました。

金属製品を不飽和ポリエステル樹脂(SMC)で樹脂化

お客様から、現在アルミダイキャストで作っている製品を樹脂化したいとのご相談をいただきました。形状としては、平たいものです。お客様のお考えとしては、不飽和ポリエステル樹脂のBMCかSMCを使いたいとのことです。お話の中で、ある程度の強度と寸法精度が必要とのことなので、無収縮のSMCを使うことをお薦めしました。SMCであれば、板状の部分を薄くしても強度は保てます。

サニタリー用品を熱硬化性樹脂で作る

サニタリー用品を熱硬化性樹脂で作りたいとのご依頼をいただきました。熱硬化性樹脂を使いたい理由をお尋ねすると、高級感を出したいとのことです。確かに、熱硬化性樹脂は比重も熱可塑性樹脂に比べて重いし、ステレオのスピーカー部分に不飽和ポリエステル樹脂(BMC)を使うと重厚感のある音が出ると聞いたことがあります。製品に高級感を出すには、熱硬化性樹脂を使うのがいいかもしれません。基本的にサニタリー用品は、食品衛生法を通っているメラミン樹脂を使いますが、ご要望の色によってはユリア樹脂や不飽和ポリエステル樹脂(BMC)もOKです。

不飽和ポリエステル樹脂(SMC)の成形品

不飽和ポリエステル樹脂(SMC)の試作をしました。成形品の内側に厚さ1.3ミリのリブ(けっこう長いリブです)があって、そこにカスレが出てしまいます。通常であれば、ガス抜きをして解決するのですが、この成形品の場合はリブがかなり内側にあること、それと製品の周りに約30個のインサートがあるため、ガス抜きが使えません。なので、成形条件で問題解決しなければなりません。時間はかかりましたが、何とか解決できました。また、ひとつ知識が増えました。

BMC樹脂の成形品

お客様から、海外で生産しているBMC樹脂(不飽和ポリエステル樹脂)の成形品に満足していないので、相談に乗ってほしいとのご依頼がありました。強度と寸法精度が要求を満たしていないとのことです。詳しくお聞きしてみると、BMC樹脂を使えば十分実現可能な寸法精度です。成形品は金型を使って製造されるので、基本的に同じ寸法、同じ形の成形品ができます。なので、納品された成形品の中に寸法が許容範囲に入っていない成形品が数パーセントあるというのは、ちょっと考えにくいです(この成形品、寸法精度の許容範囲が大きいので)。おそらく成形の際の条件が、適切ではないのではないかと思います。成形条件(成形条件と言ってもいろいろありますが)が適切であれば、この度の問題、解決すると思います。よろしければ、弊社で成形させていただきます。

封止の試作

お客様から、ご依頼のあった試作金型ができあがったので、お客様立会いのもと成形品を作りました。製品の形状は平たいもので、中に小さな樹脂の板を入れて封止するものです。エポキシ樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂(BMC)の3種類の樹脂を使って成形してみました。性能面は別にして、成形の状態だけを比較すると、収縮率0%の不飽和ポリエステル樹脂だけが問題ない製品となりました。やはり成形品の内部に種類の違う樹脂を入れて成形すると、成形収縮率が大きく影響します。エポキシ樹脂は、ソリが発生し、フェノール樹脂は、ワレが発生しました。

不飽和ポリエステル樹脂(SMC)の成形品について

直径が400φぐらいのお椀のような成形品を不飽和ポリエステル樹脂(SMC)で作ろうと考えています。このような形状の場合、BMC(不飽和ポリエステル樹脂)よりSMC(不飽和ポリエステル樹脂)を使う方がいいと思います(その成形品に強度が要求される場合ですが)。なぜなら、SMCは成形前の材料の状態がシート状のため、圧縮(直圧)成形で成形すると、含有されているガラス繊維の強度を損なうことなく、その性能を実現できるからです。

不飽和ポリエステル樹脂(BMC)について

先週、材料メーカーの方がお見えになりました。今、携わっている仕事の話をしている中で、材料の強度についての話題がでました。当方としては、高強度が求められる成形品なので、当該材料メーカーのSMC(不飽和ポリエステル樹脂)を使う予定なのですが、この担当者の方から、高強度のBMC(不飽和ポリエステル樹脂)があるので、是非、試してほしいとのことです。成形材料に含まれているガラス繊維の長さがSMCの方が長いので、強度としては、SMCの方が強いと考えられるのですが、当人いわく、けっこう強いそうです。残念ながらその時には、性能の比較項目として、引っ張り強さしかありませんでしたが、数値はSMCと同程度でした。今度、試しに成形して強度を確認してみようと思います。

FRPについて

通常、ガラス繊維で強化された不飽和ポリエステル樹脂の成形品がFRPと呼ばれていますが、FRPとは、FIBER REINFORCED PLASTICの略称で、繊維で強化されたプラスチックのことです。なので、繊維で強化されたプラスチックはすべてFRPなのです。エポキシ樹脂でも不飽和ポリエステル樹脂(SMC・BMC)でもフェノール樹脂でも繊維で強化されていれば、すべてFRPなのです。

不飽和ポリエステル樹脂(BMC)について

5月14日のブログに掲載したお客様ご希望のエポキシ樹脂を探していたら、高性能の不飽和ポリエステル樹脂(BMC)の存在を知りました。絶縁抵抗・耐電圧・耐アーク性・誘電率・誘電正接・吸水率・曲げ強さ・シャルピー衝撃強さの性能において、エポキシ樹脂と同等あるいは上回ります。ただ、ここで勘違いしていただきたくないのは、エポキシ樹脂はエポキシ樹脂の、不飽和ポリエステル樹脂(BMC)は不飽和ポリエステル樹脂(BMC)のそれぞれの特徴があって、使用目的の分野が違うので、不飽和ポリエステル樹脂がエポキシ樹脂に劣っているという意味ではありません。

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